モデルの蛯原友里さんら有名タレントを起用したCM制作などで売り上げを伸ばしていた食品関連の広告代理店「エルアイアイ」(東京都千代田区)と関連会社が約2億円を脱税したとされる事件で、東京地検特捜部は14日、法人税法違反(脱税)容疑で、エル社社長、正木陽容疑者(51)を逮捕し、千代田区にある正木容疑者の自宅などを家宅捜索した。
関連会社は、食品関係の研究、調査などを行う「食品科学広報センター」(文京区)で、正木容疑者は同センターの代表取締役も務めている。
特捜部の調べによると、正木容疑者は、知人らが代表を務める協力会社十数社に、宣伝費など架空の外注費を計上するなどの手口で所得を圧縮。平成18年6月期までの3年間に、エル社の法人所得約5億4500万円を隠していたほか、同センターについても同様の手口で約1億3900万円の所得を隠匿。両社で計約2億円を脱税した疑いが持たれている。
法人登記簿や民間の信用調査機関などによると、エル社は8年の設立で資本金1000万円。食品偽装やBSE、鳥インフルエンザ、遺伝子組み換え食品などの「食の安全」問題や、「食育」ブームに関連した広報誌の作成やNHKの料理番組の企画を手がけ、急成長したとされる。
なかでも、ニュージーランド産キウイフルーツのマーケティング会社の日本法人と代理店契約を結び、蛯原さんや俳優の坂口憲二さんを起用したキウイの新品種「ゼスプリゴールド」のCM制作に参加したことで業績を伸ばしたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090515-00000092-san-soci
