東証1部上場だった人材派遣大手の旧グッドウィル・グループ(GWG、現ラディアホールディングス、東京都港区)による人材派遣会社の買収をめぐり、大阪市の公認会計士(51)が社長を務めていたファンド運営会社が、買収仲介で総額300億円相当の巨額利益を得ながら、適正な税務申告を行わず、数十億円を脱税していた疑いの強いことが23日、捜査関係者の話で分かった。東京地検特捜部は法人税法違反(脱税)容疑での立件に向け、関係者から事情を聴くなど捜査を進めている。
捜査関係者によると、会計士は今月上旬、特捜部の任意聴取を複数回受けた後、海外に出国した。特捜部は帰国後、聴取を再開させるとみられる。会計士側は買収仲介で得た約131億円相当の株式を適正に申告していなかったほか、架空経費も多数計上。最終的な所得隠しの総額は50億円以上に上るとみられる。
この会社は「コリンシアンパートナーズ」(東京都港区)。ファンド関係者によると、会計士は平成18年10月、人材派遣大手「クリスタル」の創業者が会社を売却する意向であることを知り、GWGに買収を提案。売却条件が「同業社以外」となっていたため、投資ファンドを通じてGWGがクリスタル株を取得するスキームを考案したという。
受け皿となったファンドは、パートナーズ社が代表を務める「コリンシアン投資事業有限責任組合弐号」。実際にはGWG以外の出資者はいなかったが、会計士はGWGに「ファンドへの出資総額は約1185億円」と虚偽の取引内容を説明。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090724-00000050-san-soci
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