近畿日本鉄道は10日、10年3月期第3四半期決算の訂正報告書を12日に関東財務局に提出すると発表した。近鉄は連結子会社の不正経理の発覚を受け、04年度以降の決算を再調査するため、第3四半期決算の提出が法定提出期限(2月15日)に間に合わず、東証、大証などの監理銘柄となっていた。今回の提出で東証、大証などは近鉄株を監理銘柄の指定から解除する見通しで、近鉄は上場廃止を免れることになる。
東証、大証などの監理銘柄は、粉飾決算など上場廃止基準に該当する恐れのある株式を投資家に周知するもので、近鉄が正しい決算報告を1カ月以内(3月15日まで)に提出できなかった場合は、上場廃止となるのがルールだった。上場維持が確実となった近鉄は「株主、投資家の皆さんに多大な心配をおかけしたことを心から深くおわびします」とのコメントを発表した。【久木田照子】
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