「元郵政相に1億円」社団法人副会長
農林水産、総務、経済産業の3省が所管する特例社団法人「日本農村情報システム協会」(東京)が6億円超の不正支出などで債務超過に陥った問題で、協会の副会長が「支出先から1億円以上を捻出(ねんしゅつ)し、かつて会長だった元郵政相の桧垣徳太郎氏(故人)のために使った」と3省に説明していることが6日、分かった。桧垣氏は平成3~15年度に会長を務めたが、協会からは報酬を受けていなかったことになっており、3省は「不透明な支出の可能性がある」として、事実確認を進めている。
これまでの3省の調査では、協会は「情報システム技術会議」と称する任意団体に約6億4600万円を不正支出したことなどから、債務超過に陥ったとされる。
農水省などによると、副会長は債務超過となった理由について「桧垣氏と秘書、運転手の人件費などに1億円以上のカネがかかった」と説明。こうした資金について「協会から支出せず、任意団体の技術会議から出した」とする趣旨の説明をしているという。
桧垣氏は協会会長としては無報酬とされていたことから、協会側が目立たないように別組織の技術会議から実質的な報酬などを出していたとみられる。桧垣氏は技術会議でも3年7月~4年7月に会長、その後15年6月まで顧問を務めたことになっているが、こうした支出を正当化するため役職に就け、体裁を整えた可能性が高い。
桧垣氏は農水省前身の農林省で事務次官に上り詰めた後、昭和46年から平成元年まで参院議員。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090607-00000072-san-soci
