ホテル経営で所得隠し、追徴税額は優遇
昨今の宗教法人事情
ほほ笑みをたたえた観音像が玄関でカップルを優しく出迎える怪しげなラブホテル…。「宇宙真理学会」なる宗教法人が、長野県を中心にチェーン展開する地元では有名なホテルだが、その経営者が休憩料や宿泊料の一部を「お布施」として処理し、7年間で約14億円の所得隠しをしていたと関東信越国税局から指摘されたのだ。ホテルの実質的経営者は、休眠状態だった宗教法人を買い取って税金逃れの隠れみのとしていた。宗教法人の優遇制度を悪用した極端な例だが、休眠状態にある宗教法人が売買される例は少なくない。昨今の宗教法人事情に迫った。
■熟年カップルも頻繁に出入り…低価格に観音様
長野市の繁華街「権堂」。スナックやキャバクラが立ち並ぶ横町を抜け、裏通りに入ると、そのホテルが姿を現す。
「HOTEL OX」。
入り口には、高さ約4メートルの白い観音像がたたずみ、1階駐車場の壁には「喜捨をお願いします」と書かれた看板が、これ見よがしに掲げられている。
「世界の恵まれない子供たちに手を差し伸べ、少しでも多くの幼い命を救うために…」
こんな文言の末尾には「宗教法人 宇宙真理学会」と記されている。
近所の人によると、4階建てのホテルは昭和50年代後半から存在したが、観音像は数年前に突然、建てられたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090704-00000540-san-soci
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